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トップページ / 広報 / お知らせ・行事等 / インドネシア科学院との大学間交流協定を締結
インドネシア科学院との大学間交流協定を締結
調印後、握手を交わすウマール・アンガラ・ジェニーLIPI院長(右)と牟田学長(左)

  本学は平成17年12月23日、インドネシア共和国のインドネシア科学院(Indonesian Institute of Sciences、LIPI)との大学間交流協定を締結しました。現地での調印式にはLIPIからは 院長のウマール・アンガラ・ジェニー教授、副院長の ルクマン・ハキム教授など主要閣僚、ボゴール植物園長イラワテイ博士(植物学)他4名の研究所長、6名の事務系職員が、広島大学側からは牟田学長、理学研 究科の近藤教授、総合科学部の堀越教授が出席しました。インドネシアの豊富な天然資源を活用したさまざまな基礎、応用の共同研究が促進され、若手研究者の 育成に力が入れられることになります。

協定調印後、記念撮影する関係者

  LIPIは、インドネシア国営の最高統括研究組織であり、地球科学、生命科学、理工学、社会科学、人文科学などを網羅しています。特に世界第2位、アジア 第1位の生物遺伝子資源保有国を自負するインドネシアで、それらの利用法と利益の分配についての調査と研究分析をしており、同国科学事業と運営に直接提唱 できるポストにあります。
交流協定に至る経緯は、大学院理学研究科の近藤教授を中心に、総合科学部、教育学部の教授達がJICA等を通して植物系研究員を受け入れ、その 研究技術がインドネシアに持ち帰られ、そのうちの1名は帰国後LIPI直営植物園園長となるなど、成果を充実させており、LIPIが強く希望して、 JICAのバックアップの下、締結する運びとなったものです。
輸出国の合意なく国外で生物材料を採集して、研究開発することを禁止したカルタヘナ法が施行された後の生物科学分野での研究開発を進める上で、 交流協定は広島大学の研究者にとっても大きな恩恵を約束することになります。そして、一部ですでに個人的に小規模フィールド研究が進められている熱帯陸上 生物の大型プロジェクト化と人材資源の育成はもとより、海洋科学センター所属海洋探索船と広島大学生物生産学部附属練習船との共同事業による熱帯海洋資源 の探索、収集、利用化についての研究、薬用植物の二次代謝物質の分析と研究、世界の養鶏系統に含まれていないと分析されているインドネシア野鶏の研究と応 用、熱帯両生類の研究、島嶼の生物学、社会科学、人文科学、両国火山に関する研究など、数えればきりのない熱帯自然の営みと現象についての課題を中心とし た共同研究を通して人的交流、育成、相互理解も確実なものとなることと思われます。

調印後、アザリラチタインディカの記念植樹をするLIPIのスカラ副院長、牟田学長他

  調印式後一行は、1993年から1998年までに広大に留学経験があり牟田学長の教え子でもあるLIPIの物理研究センターのL.T.Handoko氏の 案内により広島大学側は、LIPIの海洋科学センター所属海洋探索船、セルポン科学センター、チビノン科学センター内4研究所を見学後、ボゴール植物園を 訪問して、インドネシアにおけるLIPIが進めている研究の現状を視察しました。

【問い合わせ先】
 国際企画グループ 堀田 美千代
 TEL:082−424−6045
 E-mail:kokusai-group@office.hiroshima-u.ac.jp


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